こうじば動物病院

マイクロチップってなに？

首輪や名札のように外れて落ちる心配の少ない、ペットの体内に埋め込む「身分証明」になるものです。 大きさは、直径2mm、長さ12mm程度の円柱型で外側に生体適合ガラスを使用した電子標識器具です。 世界で唯一の15桁の数字が記録されています。この番号を専用のリーダー(読み取り器)で読み取ります。 安全性の高い動物の固体識別(身分証明)として、アメリカ・ヨーロッパをはじめ世界中で広く使用されています。

こんなところで役立ちます！

迷子や地震などの災害、盗難や事故によって飼い主と離ればなれになってもマイクロチップの番号をリーダーで読み取り　データベースに登録されている飼い主の情報と照合することで、飼い主さんのもとへ戻ってくる可能性が高くなります。 室内飼いや小型犬や猫でも災害時にパニックになって開いた扉から逃げ出したり、地震で崩壊した壁の隙間から外に出て　行方不明になった事例が多数報告されています。また過去の災害では迷子中に痩せて首輪が取れてしまったケースも 　あることから、首輪と併せてマイクロチップも装着すると安心です。万が一の場合に備えてマイクロチップの番号を 　控えておきましょう。 リーダーは全国の動物愛護センターや保健所、動物病院などに配備されています。 　※すべての動物病院には置いてあるわけではありません。

どうやって装着するの？

獣医師により専用の注射器を使って体内に埋め込みます。マイクロチップの専用針は通常の針より少し太いですが、 　鎮痛剤や麻酔薬などは使わず装着できます。 犬や猫は首の後ろの皮下に埋め込むのが一般的です。 犬では生後2週齢頃、猫では生後4週齢頃から装着できます。

痛いの？

専用の注射針はワクチン注射の時の針よりやや太めですが、痛みは普通の注射と同じ程度といわれています。 　当院で装着するワンちゃんネコちゃんも、マイクロチップの針だから特に痛がるというコはまだ見ていません。 出来るだけ痛みを感じないようにしてあげたい…とお考えでしたら、去勢・避妊手術時の麻酔をかけている間に 　埋め込むことも出来ますので、ご相談ください。

AIPO(日本獣医師会)への登録が必要です！

マイクロチップを装着しただけでは飼い主さんの情報は分かりません。装着後は必ずAIPO(日本獣医師会)に 　マイクロチップの番号や連絡先など登録手続きを飼い主さんご自身で行ってください。 転居など登録情報が変更した場合は、すみやかに変更手続きを行いましょう。 　日本獣医師会(AIPO事務局) 　環境省

装着の流れについて

1. 予約

   お電話または受付でご予約をおとりください。

2. 装着当日

   診察時間内でしたらいつ来院していただいても構いません。
   簡単な問診を行い、装着します。
   装着後リーダー(読み取り器)で確認します。
   ※当日はご印鑑を持参してください。

3. 書類の記入

   書類記入をしていただきます。

4. 申込書郵送・登録完了

   飼い主さんご自身でAIPO(日本獣医師会)に登録料の支払い、申込書の郵送をしていただきます。
   その後飼い主さん宛てに登録完了のハガキが届きます。